氏野 翔太

創業のきっかけを教えてください

大学時代にさかのぼります。

僕も大学生の時は周囲の人たちと同じように、大手への就職を目指していました。しかし、ひん曲がった性格だったので、「大手のやつなんて、社名の看板がなかったら1人じゃ何も出来ないでしょ」「人が作った看板に乗っかって生きていくのは嫌だな」なんてことを考えてました。本当に捻くれ者でした。今でもですが(笑)

なので「いつか起業して、自分で自分の道を切り開いていく生き方をしたい」という思いは頭の片隅にずっとあったように思います。

そうして起業という道を将来の選択肢として考え始めた段階で、組織の作り方や創業期のキツさが大手企業で経験出来るとは到底思えませんでした。かつ、そうした温い環境に自分の身を置くと、そこに甘んじていつまでも脱せないのではないか、という恐怖もありました。
そこでまずはベンチャーで働いてみよう!ということで、友人の誘いで某ベンチャー企業でしばらく働いたのち、とある出来事を契機に、そのときの後輩社員だった弊社取締役の出崎とともに会社を辞めて起業しました。

あ、あと会社名に特に意味はないです。よく聞かれるので先に言っておきますね。

クアトロはどんな会社ですか?

パワーが溢れている会社だと思います。

僕自身は小学校からバスケをやっていたのですが、スポーツって誰かに褒められたいからとか、お金がもらえるからやるものじゃないですよね。「勝利」という確固たる目標に向かって、チームメンバーも監督も、それこそ家族も。周りの人をどんどん巻き込んで、ものすごいエネルギーで突き進んでいくものだと思っています。

うちの会社は現時点ではものすごく内向きで、「より良い会社にしていきたい。」という目標に向かって、立場も役職も年齢も関係なく議論を交わし、日々突き詰めている状態。良い会社だと自分たちが胸を張って言えるようじゃないと、世の中に良い影響を与えることなんてできないと思っています。もちろん「良い会社ってなんだよ!」というところからスタートするわけですが、これがなかなか難しい。(笑)

とりあえず、学生時代の、あの言い知れぬパワーを持ったまま仕事に、そして組織作りにあたっている。そんな雰囲気の会社ですね。

どんな時にやりがいを感じますか?

一番嬉しいのは、「この会社で働いてると楽しいです!」と社員から言ってもらえたときです。社長として冥利に尽きると感じます。

少し話は逸れます。
「時間」は、老若男女、人種も収入も関係なく、誰しもが1日24時間平等に与えられているものです。お金で買うことは決して出来ない。
そんな貴重な限られた「時間」ですが、働いてお給料を稼ぐだけなら、他の会社でもできると思います。社長の僕がこんなことを言うのは変ですが、うちの会社なんて周りと比べればまだまだ小さな会社ですし、大企業のように福利厚生が整っていてブランド力があるわけでもない。

けれど、うちのメンバーは、何かしら他の会社にはない魅力を感じてくれて一緒に働いてくれているはず。せっかく星の数ほどある会社の中からうちを選び、人生の限られた「時間」を投資してくれている社員に対して、お給料以外に会社として与えられるもの(経験だったりやりがいであったり、いろいろあると思います)を可能な限り提供できないかと日々考えています。

だからこそ、「この会社で働いていると楽しい」「この会社に来てよかった」と言ってもらえると、ほんと涙が出るほど嬉しいですね。

「自分、成長したわ・・・」と感じることを教えてください。

たいていのことには動じなくなりました。(笑)

経営者の方なら大体経験あると思いますが、会社をやっているとほんといろんなことが目まぐるしく起こります。特に初期のころは会社が潰れるんじゃないかいう危機が何度もありました。

ですが、最終的には何とかなる。最悪の状況下で、何十億も負債を抱えたとしても、別に死ぬわけじゃないし復活だってできます。超ポジティブ思考になりました。

個人的には「成長」という言葉自体があまり好きではなくて、これは「変化」だと捉えるようにしています。考え方の変化です。
あくまで仕事や人生というものに対して考え方がガラリと変わっただけの話であって、成長とは少し違うのかもしれません。

休日はどんなことをしていますか?

トレーニング、旅行、釣り、です。
あんまり仕事とプライベートの明確な境目がなくて、仕事で学んだことをプライベートに、プライベートで得た経験を仕事に、って感じですね。

たとえば趣味でトライアスロンをやってるんですが、練習~レース本番までの過程は、ほんと仕事に通ずるものが多い。トライアスロンはスイム、バイク、ラン、の3種目を一気にやる競技で、人によって得意不得意やレベルも違うので、練習方法も違ってきますし、うまく時間配分をしないと、とてもじゃないですが全競技のレベルアップはできません。またレース本番のときには、とにかく事前準備をきっちり行い、思わぬトラブルにも適宜対処できるようシミュレーションを重ねて行います。あとは絶対に諦めない根性。(笑)
こうした過程を経てゴールした時の達成感は、筆舌に尽くしがたいものがあります。皆さんもどうですか?(笑)

旅行にしても、異文化を知ることは刺激になり視野が広がります。普段日本にいて生活しているとどうしても視野が狭まりがちですし、そうなると思考も停滞してしまうことが非常に多い。ですから適度に海外へ出向いていろいろな刺激を受けることで、たとえば日本という国を客観的に見てみたり、これからどんな時代になっていくのかを考えてみたり、と、いろんなことを考え直し自分を見つめなおすきっかけになると思っています。

釣りはただの趣味です。(笑)

これからどんな会社にして行きたいですか?

「一隅を照らし続ける会社」にしていきたいと思います。

「一隅を照らす」という言葉は、簡単に言うと「世の中の人がそれぞれ自分の持ち場でちゃんと信念をもって頑張っていれば、自然と良い社会になっていくよね」という意味です。初耳な人も多いと思うのでぜひググってください。

弊社の法人格としての考え方を少し記します。哲学的な話になります。

人間として生きていく上で大事なことは、いかに「善く生きるか」だと考えています。「善」の基準は人によって違いますし様々な意見があるのは重々承知ですが、「善とは何ぞや」と常に自分自身に問いかけ続け、答えを導きだそうとし続けることが重要です。(この辺長くなるので大幅に割愛)
僕の持論としては、その姿勢は個人だけではなく、法人の場合も全く同様だと思っています。
ですので僕自身の考えを色濃く引き継いでいる当社は、法人として世の中に存在するからには、何かしらの「善き価値・影響」を出し続けなければならず、私利私欲を満たすためだけの箱であってはならない、という考えを社外的に貫いています。

また社内的には、仕事に対する取り組み方やスタンスも大事にしています。常に仕事に対して、自分自身の「美学」を持つことが必要です。弊社の社員全員が、家族や友人に胸を張って仕事のことを話せるようになってほしいと思います。

話はかなり遡りますが、小学校時代に「誓願」というものがあり、その内容はこうでした。

“我等の真性は 理想実現性なり 神性なり 仏性なり 相共に励み覚醒(めざま)して その真性を完(まっと)うし 個性を震張して 現世に理想社会を創造せん“

当時は何も考えずに過ごしていたので全く意味はわかりませんでしたが、今になって改めて考えてみると、こうした考え方がこれからの社会を生きる我々には求められているのではないかなと感じています。(まだ話し足りませんがまたも大幅に割愛)

最後にご覧いただいている皆様に一言お願いします!

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

ホームページは、会社に興味を持っていただいた方にストレートに情報を伝えることのできるツールだと考えております。

社員の生の声を伝えさせていただくことで、会社のことをよりリアルに感じていただけるのではないかと思い、このようなページを作らせていただいております。

ぜひ、他の社員たちの声にも目を通してあげていただければ幸いです。きっと弊社のことがよくわかっていただけるかと思います。

まだまだ若い会社で至らぬ点も多々ございますが、皆様今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

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